自動給水装置を自作したので今回は作り方を説明します。簡単に作れて、制作コストも1,000円以下なのでぜひ挑戦してみてください。
アクアリウムファンは夏を乗り越えるのが至難の業ですからね(^_^;)
前回は自作の冷却装置、冷却ファンの作り方をご案内いたしましたが、驚くぐらい水温を下げられる一方で水がどんどん減っていきます。詳しくはこちらにまとめています。
水の減りが早いのは気化熱で水温を下げられている証拠!水の減りを補うために今回は自作の自動給水装置の作り方をご案内します。
夏休みのお子様の自由研究にもお勧めですよ(笑)
自動給水装置の自作と市販品を比較
今回作成した自作の自動の給水装置はタンクを変えれば何リットルでもタンクに水を貯められます。部品は全てホームセンターやダイソーなどの100均で揃いますし、制作費用は全部で1,000円もしないです。
一方で市販されている自動給水装置もありますが、水は0.5~1リットルまでしか給水できなく、自作の冷却ファンを導入された方は、水温が劇的に下がる一方で水が凄い勢いで減っていきますので水槽次第では1日も耐えられないです(^_^;)
あと、コストを下げるためにタンクをペットボトルにするのはやめた方がいいです。失敗作として画像も載せていますが、タンクはある程度硬いものにしないと失敗します(^_^;)
市販の自動給水装置を買う前に
市販の自動給水装置は、安いもので1,500円、高いもので5,000円ほどしますが、私の紹介でこちらのポイントサイトに登録して、ポイントサイト経由で購入すると、今なら2,000円分のポイントが貰えるのでお得に購入することができます!詳しくはこちらを参考にしてください。私は4か月で30万ポイントほど貯めましたが、そのやり方も解説していますよ(笑)
市販の自動給水装置
何種類か市販の自動給水装置がありますが、自作の自動給水器を作成すよりもすぐに導入したい方のために、お勧めの自動給水装置をランキング形式で紹介します。
こちらは水槽の上にペットボトルを設置するタイプです。水槽の角に設置しますので、角が空いている必要があります。またペットボトルは1リットルまでしか乗せることができません。水槽の形によっては固定ができない場合があります。
こちらは給水タンクを水槽の横や裏に置けます。水槽内の水位をセンサーでキャッチして、給水タンクのポンプを動かすタイプです。ポンプのパワー次第では置ける場所に制限があります。ちょっとお高い品なので、こちらを導入するなら冷却システムを導入するほうがいいかも(^_^;)
自作の給水装置の作り方
自作の給水装置を作成する時に準備するもの
自作の給水装置で必要な物はこんな感じです。全てホームセンターで揃います。100円ショップでも一部揃えられます。
・給水タンク(ポリタンク・ペットボトルなど)
・アクリルチューブ(アクリルホース)
・タンクとホースをつなぐコネクター(アタッチメント)
・ホース x 2
【工具】
・グルーガン
・ハサミ
・キリ(タンクに穴が開けられればなんでも可)
材料
私が購入した材料です。
ホースの径とコネクターの径を100円ショップやホームセンターでも揃えられるのでその時々で購入先を選んでくださいね。私はアマゾンと100円ショップとホームセンターで揃えましたので1,000円程度で揃いました。
■タンク
タンクは気密性が高いものを購入してください。こちらは私が使ったポリタンクです。こちらは内蓋もあるので、完ぺきに仕事をしれくれます。ペットボトルは止めた方が良いです。柔らかいとタンクが潰れて給水ができなくなります(^_^;)
■アクリルチューブ
吸気側にアクリルチューブが必要です。ゴムホースでもできますが、あった方が安全で安定します。のちほど詳しく説明します。私が購入したのがこちらです。
■ホース(2種類)
ホースはアクリルチューブを使うので排水用と吸気用の2種類必要です。
排水側:ホースの径は何ミリでも大丈夫です。私は外径5mm、内径4mmの柔らかいホースを購入しました。普通のゴムホースでも可能ですが、柔らかい方が色々と便利です。実際には20センチもあれば十分です。ホームセンターで購入しても数100円です。
吸気側:太いアクリルホースを取り付ける(のちほど詳しく)ため、必然的にホースも太いものが必要です。アクリルチューブの外径が10mmなので、ゴムホースの内径が10mmのものを選択しました。実際には10センチもあれば十分です。ホームセンターで購入しても数100円です。
■コネクタ(アタッチメント)
ポリタンクとゴムホースをつなぐコネクタが必要です。排水用と吸気用の2種類必要です。ホースを直接タンクに取り付ける方法ありますが、あった方が断然楽で安定します。
排水側:ホースの径とコネクタの径は揃えてください。Tタイプのコネクターで大丈夫です。私はホースの内径4mmを選択したので、コネクタもこちらに合わせて購入しました。
吸気側:太いアクリルチューブを取り付けた(のちほど詳しく)ので、必然的にゴムホースも太くなり、コネクタも太くなりました。コネクタはTタイプではなく、Lタイプのコネクターがお勧めです。
自作の給水装置の設計図
設計図はこんな感じです。(※クリックすると画像が拡大します)
水位が下がってくると、こんな感じで給水されます。(※クリックすると画像が拡大します)
自作の給水装置の組み立て
それでは実際の組み立て手順です。画像も載せておきますので参考にしてください。
【組み立て手順】
- 給水タンクに穴を開ける
タンクにコネクタ(アタッチメント)を取り付ける穴を開けます。開ける場所は水が抜けるタンクの低いところ(排水側)と、もう一つはどこでも大丈夫です(吸気側)。 - コネクタ(アタッチメント)を給水タンクに取り付ける
コネクタ(アタッチメント)をグルーガンなどを使って給水タンクに固定します。水漏れ防止のためにもしっかり固定してください。 - 吸気側のホースとアクリルホースを付ける
吸気側のホースにアクリルホースを取り付けます。アクリルホースはできれば斜めにカットしてください。ノコギリとかカッターで切れます。怪我は気を付けて! - 吸気側と排水側のホースをコネクタ(アタッチメント)に仮留め
それぞれのホースをコネクタ(アタッチメント)に取り付けます。
手順の1と2の画像がこちらです。
グルーガンでコネクタ(アタッチメント)を給水タンクにしっかり固定しました。
手順3と手順4がこちらです。これで完成!
アクリルホースとアタッチメントの間には内径10ミリのゴムホースで繋げています。このホースで水位の調整ができるようになります。ホースを長くするか、アクリルホースを長くするかは自由です。
水槽の上に設置して水位の調整
ここまで無事に組み立てができたら、あとは水槽の上に設置します。水位の調整ですが、水がここまで下がってきたら給水する高さにアクリルホースを調整し、その高さになるように吸気側のゴムホースをカットします。
水面が下がってくると、吸気側のホースに空気が入り、給水タンクに空気が入り、排水側から水が出てくる仕組みです。
■吸気側を斜めにカットしている理由
一言で給水を開始する水位を安定させるためです。水面が下がってきた際、吸気側のホースに表面張力がはたらいて空気が入らず、想定以上に水位が下がってから吸気することになります。ですが、斜めにカットすることで、表面張力がはたらきにくくなり、想定以上に水位が下がるということが回避できます。
アクリルホースにしている理由も、ゴムホースだと水面の波でゴムホースが動き、水位(水面の高さ)が安定しなく、吸気されにくいためです。アクリルホースにすることで比較的安定して吸気されます。
これで自作の自動給水装置の完成です。動作確認と水漏れはちゃんと確認してくださいね。我が家は自作冷却ファン同様に、いつも通り旦那が動作確認したら水漏れ対策だけしっかりして終わり。確かに自動で給水してくれてるけど、、、え?マジ?。。。さすがに夏場だけとはいえ・・・今回の完成品はいつもより酷い。。。(#^ω^)ですが、のちにこちらは失敗作となりました。
旦那曰く「タンク内の水が無くなっても倒れないように水を少し残せるところに排水用の穴を開けて工夫した」と自慢げに話していましたが。。。そういう問題じゃないの。。。(#^ω^)もうわかって・・・あなたのセンスが問題なの。。。
今回はちゃんと抗議して、すぐに新しい給水タンクを作ってもらいました。記念に前回のピカイチの画像は残しておきます。夫は消してほしいと思っているようですけどね(笑)
注意:給水タンクはある程度硬くないとダメです。水が減っていくと水圧で給水タンクがペチャンコになり、水が出なくなるので、ペットボトルで作成される方は硬いペットボトルにしてください。
新しいのが完成したのでアップします。。。確かにこの前よりは。。。見た目は工夫次第ですね。
まとめ
自作の自動給水装置はいかがでしたか?意外に簡単ですよね。給水タンクはしっかり相談して決めてくださいね。相談しないと我が家の二の舞に(笑)
そして、ペットボトルで作成するのでしたらミネラルウォーターなどの柔らかいペットボトルは止めた方が良いです。水を入れるとペットボトルが気圧で潰れてしまい、最初は大丈夫ですがしばらくすると潰れ方が癖になり水が出ない状態になります。これには旦那もびっくり!
自動給水装置はモーターと水位センサーを付ければ、水槽の後ろ側とかに給水タンクを隠せるように置けますが、仕組み自体が高価だし、計算も大変なので、それでしたらちゃんとした高価な冷却システムを導入した方がいいと思います。
夏場になって水温が上がってきたらこんな循環↓が生まれます。自作の冷却装置と自作の給水装置で夏でも楽勝です。ぜひ挑戦してみてくださいね。
- 自作の冷却ファンで水温を下げる
- 気化熱で水が減る
- 自作の自動給水装置で給水する
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自作の冷却装置については、こちらで作り方を説明していますので、良かったら参考にしてください。
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