【夏場の水槽対策】水槽の温度を効率よく下げる4つの方法とは

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夏場の水槽は、部屋の温度が普通に35℃、40℃を超えてくるので、水温は30℃を超えてきます。熱帯魚といっても、適温は大体25℃ぐらいなので、効率よく水温を下げることがとても大切!アクアリウムファンは夏を乗り越えるのが至難の業(^_^;)

そこで劇的に水温を下げることができる自作アイテムを含めて、水槽の温度を下げる4つの方法をご紹介します。熱帯魚を始めた方にも参考になると思います。

旦那が自作したものなので、正直期待していなかったのですが、冷却能力の高さに驚きました(笑)夏休みのお子様の自由研究にもいいかも?(笑)

水温上昇のリスクと悪影響

熱帯魚や水草などは呼吸をしますので、水温が上昇すると水槽内の酸素や二酸化炭素などの気体の溶解量が減少してしまい、生き物は酸欠となってしまい悲惨なことが起きてしまいます。

一番の不幸は酸欠で熱帯魚やシュリンプの全滅です。もちろん酸欠はブクブク(エアレーション)で回避できますが、シュリンプや熱帯魚の中には水温の変化に弱い種類も多いので、体調を崩し衰弱してしまいます。水草も水温が上がってしまうと、二酸化炭素不足で光合成ができなくなってしまい枯れてしまうこともあります。

有害物質を無害にするバクテリアも水中にいますが、酸素が無いと死滅してしまい、水質が悪化してしまい、悪臭の原因となったり、藻の大量発生につながります。一度藻が増えると水温を下げても簡単には減らないです。それこそ生物兵器の投入という事態にも。。。

水温上昇は何も良いことが無いので、アクアリウムを楽しく方にとっては、水温管理が非常に重要です。

水槽内の水温を下げる4つの方法

熱帯魚を飼っている方は、経験者であっても夏場の水温管理はかなり難しいです。水温を下げる方法は主に4つ。

・水槽用クーラー
・水槽用冷却ファン
・室内用のエアコン(冷房)
・自作冷却ファン

それぞれにメリットもデメリットもあります。初期費用、電気代・効果・静穏性など、総合的な評価でどれを選ぶのかが変わりますので詳しく説明していきます。

水槽用クーラー

水槽の冷却方法で一番信頼あるのがこの水槽用のクーラーです。高価なものでは10万円を超えるものもあります。

初期費用 数万円~
ランニングコスト 高い
冷却能力 高い
冷却方式 チラー式・ペルチェ式
静穏性 期待できる

水槽用クーラーは、サーモスタット機能付き(設定の温度内で電源を自動でオンオフして、適温をキープする機能)を選べば、一定の水温をキープできますので弱い生き物でも安心していられます。高いだけのことはある(笑)

一方で、水槽用クーラーは水槽の外に置くので設置スペースが必要です。また、設置場所次第では付属品以外にもポンプや配管を別途購入する必要があり、配管の取り回しも考える必要があります。クーラー自体の排熱もあるので部屋の温度も上昇し、モーター音が気になる方も(^_^;)

水槽用クーラーには、冷却方式がチラー式とペルチェ式の2種類あり選択次第で冷却能力や静穏性が変わります。また、ポンプや配管を別途購入が必要になる可能性も考えると、初心者の方にはハードルが高いので、専門家の方と相談して決めるか、ほかの冷却方式を考えた方が無難かもしれません。

水槽用クーラーのメリットとデメリット

水槽用クーラーを導入するメリットとデメリットがこちらです。

  • 冷却能力が最も高い
  • 目的の水温維持ができる
  • 水槽の景観を損ねない
  • 他の装置と違い、水の蒸発が少ない
  • サーモスタット付きを選べばヒーターを外せる
  • 初期費用が高い
  • 場所や配管を考える必要がある
  • 稼働時に音がする(特にチラー式)
  • 電気代がかさむ
  • 排熱で室温が上がる(通気性のある場所のみ設置可)
  • 掃除・メンテナンス・設置が手間

一度設置してしまえば、色んな熱帯魚を飼育できるようになりますし、温度管理の心配事がなくなりメリットは非常に大きいです。デメリットをどこまで許容できるでしょうか。

水槽用クーラーはこんな方におすすめ!

水槽用クーラーはこんな方におすすめです。ランニングコストはそれなりに高いですが、手間を考えれば安いのかもしれません。

  • シュリンプや稚魚などの水温の変化に弱い生き物を飼いたい方
  • クーラーの設置場所を確保できる方
  • 水温の管理で悩みたくない方
  • 生活の一部が熱帯魚観賞の方

おすすめの水槽用クーラー

おすすめの水槽用クーラーをランキング形式でご紹介します。選び方のポイントも踏まえてぴったりの水槽用クーラーを見つけてください。

1位:ゼンスイ 水槽用クーラー ZC-100α

冷却方式はチラー式ですが、静穏性に優れています。温度設定範囲は0-60℃と25℃以下の生き物も飼えます。ショッピングモールでは常に上位に来る人気商品ですよ。初心者の方は機能が多過ぎて困るかも(^_^;)

2位:ゼンスイ 水槽用クーラー ZR-75E

冷却方式はチラー式です。温度設定範囲は4-40℃となります。ヒーターも接続できるので、1年中使えて便利です。こちらもショッピングモールでは常に上位に来る人気商品です。

3位:ジェックス クールウェイ BK110

冷却方式はチラー式です。温度設定範囲は18-30℃となります。周囲の温度が35℃までになり、それ以上の部屋では冷却能力が下がります。

4位:テトラ (Tetra) クールタワー CR-3NEW

冷却方式はペルチェ式です。ペルチェ式ですが静穏性が劣ります。冷却効果は-4℃~-7℃程度で水温を約26-29℃に設定します。60リットル水槽までが目安ですが、45リットルまでが妥当だと思います。価格も安く、スリムな機体で比較的導入はしやすいと思います。

5位:テトラ (Tetra) クールタワー CR-2NEW

冷却方式はペルチェ式です。ペルチェ式ですが静穏性が劣ります。冷却効果は-4℃~-7℃程度で水温を約26-29℃に設定します。45リットル水槽までが目安ですが、30リットルまでが妥当だと思います。価格も安く、スリムな機体で比較的導入はしやすいと思います。

水槽用冷却ファン

水槽の冷却方法で一番手軽にできるのがこの水槽用冷却ファンです。あま効果は期待できないです。

初期費用 3,000円~
ランニングコスト 安い
冷却能力 低い
冷却方式 ファン(気化熱)
静穏性 機種によるが期待できない

水に風を当てて水を蒸発させる際の気化熱で水温を下げます。その分水の減りが早いですが、構造もシンプルなのでとても安く気軽に導入できます。

冷却能力は水槽用クーラーには敵いませんが、室内用のエアコンと使うことで効果的です。
水槽の縁にクリップなどで留めておくだけなので設置も楽です。

水槽用冷却ファンのメリットとデメリット

水槽用冷却ファンを導入するメリットとデメリットがこちらです。

  • 初期費用が安い
  • 手軽に導入できる
  • 省エネ
  • 別途スペースを考える必要が無い
  • 水が蒸発するため、水の継ぎ足しが増える
  • 湿度の高い部屋では効果が薄い
  • 稼働時に音がする
  • 水の蒸発による水質変化が激しい

何といっても手軽に簡単に水温を下げられますし、冷却ファンを増やすことで効果も高まります。安いものなのでまずは冷却ファンで様子見することもできます。

水槽用冷却ファンはこんな方におすすめ!

水槽用冷却ファンはこんな方におすすめです。何といっても手軽に導入できますので、様子見したい方にもおすすめです。

  • 水温を少し下げたい方
  • 夏のピークのみ下げたい方

おすすめの水槽用冷却ファン

は気化熱を応用して水温を下げるおすすめの水槽用冷却ファンをランキング形式でご紹介します。選び方のポイントも踏まえてぴったりの水槽用冷却ファンを見つけてください。

1位:ジェックス アクアクールファン レギュラー
2位:テトラ (Tetra) ダブルクールファン CF-60W NEW
3位:ジェックス アクアクールファン コンパクト
4位:テトラ (Tetra) クールファン CF-60 NEW
テトラ (Tetra) クールファン CF-60 NEW 冷却 アクアリウム 水槽用 安全仕様 水温上昇防止
Tetra
水温上昇防止に大活躍のクールファンシリーズが、中身の見えるパッケージになってリニューアルされました。
5位:ジェックス アクアクールファン ビッグ

室内用のエアコン(冷房)

室温を管理することで水温をコントロールします。この方法は水温を下げるというよりも、室温を下げて間接的に水温を下げることになります。店舗もこの方法がメインですね。

室内用のエアコン(冷房)のメリットとデメリット

室内用のエアコンを導入するメリットとデメリットがこちらです。

  • 初期コストはある意味不要(笑)
  • 複数の水槽をまとめて管理できる
  • 室温で管理するため、水温の変化が緩やか
  • エアコンのみで水温を管理するのは難しい
  • エアコンのみで水温を管理するのは電気代がかかる
  • 極端な水温は管理できない

室内用のエアコン(冷房)はこんな方におすすめ!

部屋にたくさん水槽がある方はこの方法がおすすめです。また、常に部屋にいるとかテレワークがメインの方はエアコンを常につけていれば水温の管理は解決です。むしろ温度が下がり過ぎたとしても、水槽内のヒーターが動くだけなので、なにも心配なくなります。

自作冷却ファン

少しの手間で効果的に冷やすことが出来るのがこちらの自作冷却ファンです。

初期費用 数千円~
ランニングコスト 安い
冷却能力 高い
冷却方式 ファン(気化熱)
静穏性 静か

こちらも水槽用冷却ファンと同様に水に風を当てて水を蒸発させる際の気化熱で水温を下げます。PC用のファンを利用します。水槽用冷却ファンよりも大幅に安く、能力も高く、音も静かに出来ます。

こちらも冷却能力は水槽用クーラーには敵いませんが、室内用のエアコンと使うことで効果的です。
水槽の縁にクリップなどで留めておくことも、アイディア次第では景観を損ねることなく色んな設置が可能です。

自作用冷却ファンのメリットとデメリット

自作用冷却ファンを導入するメリットとデメリットがこちらです。

  • 水槽用冷却ファンよりも効果が高く静か
  • 初期費用が水槽用冷却ファンより安い
  • 省エネ
  • 別途スペースを考える必要が無い
  • 作成する手間がある
  • 水が蒸発するため、水の継ぎ足しが増える
  • 湿度の高い部屋では効果が薄い
  • 稼働時に音がする
  • 水の蒸発による水質変化が激しい

水槽用冷却ファンよりも安く、静かです。一度作成してしまえば冷却ファンを増やすことも低価格で簡単にできますし、何といっても手軽に簡単に水温を下げられます。水槽用冷却ファンでは効果が無かった場合でもかなりの効果が見込めます。

自作用冷却ファンはこんな方におすすめ!

自作用冷却ファンはこんな方におすすめです。

  • お金を掛けずに効果をたくない方
  • お金を掛けずに水温を下げたい方
  • 夏のピークのみ下げたい方
  • 水槽用冷却ファンでは効果が低かった方
  • 安休みの自由研究の題材を捜している方(笑)

自作用冷却ファンの作成方法

自作用冷却ファンの作成方法は長くなるので作成方法をこちらにまとめました。ぜひ参考にしてください。効果はかなり期待できますよ。

冷却ファンのデメリットである水の継ぎ足しが回数が増えますが、自動給水装置も自作できます。自動給水装置の作成方法はこちらにまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

まとめ

夏場は水槽の水温を下げるのが非常に難しいです。理想はやはり水槽用クーラーですが、初心者にはハードルが高いので、ぜひ自作冷却ファンにチャレンジしてみてください。びっくりするぐらい静かで冷却能力も期待できます。水槽用冷却ファンは期待するほど冷却能力が高くないです。(^_^;)

実際どれぐらい静かかもこちらで画像付きで載せていますのでよかったら参考にしてください。

 

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